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日中の喧騒と、これらか訪れる静寂の狭間。
朝日が放つ活力を吸い込むように、背伸びをしながら深呼吸をした朝。
時間を換金する為に、何かを演じてあくせく働いた日中。
今週の自分に温かなエンドロールをくれるセピア色の夕暮れ。
香り高い珈琲をすすり穏やかな息をつくように、
朝日から貰っていた活力の余分を、夕日に向かってゆっくりと吐いた。
週末の黄昏時は、みんな浮き足立っていて、
待ち合わせ場所には、にこやかな影が揺れる。
愚痴や不安、夢や希望。
グラスを空けた数だけ心の扉が開放され、
それぞれが抱えている想いが言葉となり、夜に浮遊する。
孤独を忘れる夜の中へ。
孤独を埋める夜の中へ。
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花瓶の中の平凡な集団で居ることと思っていたが、
気まぐれな運命でアスファルトに横たわる事となった。
ここは土地の高い東京の路上、まあ寝心地は悪くない。
人間や車に潰されて、「花」という価値は無くなったが、
意識を変え、「押し花」という方向であと数日生きていこう。
通りすがる人間はゴミを見るような視線しかくれないが...。
あぁ、節々が痛い。
やっぱり不運といえば不運か...。
しかし今日、嬉しい事が起きた。
それは、
変わり者の人間が「花」を見るような視線で、
何枚かの写真を撮ってくれたこと。
その写真をBLOGなどに使われたら本望だなぁ。
『路上の押花』とかなんとか、
洒落たタイトルで。
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